交流分析とは?交流分析をわかりやすく解説
交流分析とは、自分自身の人間関係やコミュニケーションの傾向を知り、対人関係の問題を解消したり、トラブルを回避したりするための心理療法のことです。 人と関わるときの思考や感情、行動のクセや傾向を「自我状態」と定義し、診断することで自身の性格傾向を把握できます。 また、自分自身や他人に対する態度の傾向を「人生態度」と定義し、自身のタイプを知ることでコミュニケーションの改善を図れるようになるというものです。
交流分析の提唱者
交流分析の活用分野
02 ストロークとは
交流分析には「ストローク」という基本的な概念があります。 ストロークとは「人間が生きていくために必要な心の栄養」とされ、人との関わりはストロークのやりとりが発生している状態であるという考え方です。 ストロークは2種類あるといわれています。相手を喜ばせ温かい気持ちにさせる「プラスのストローク」、反対に不愉快な気持ちにさせる「マイナスのストローク」の2種類です。 マイナスのストロークは避けるべきものと考えがちですが、そうではありません。 交流分析ではストロークの交換が無いことを「無視・無関心」として問題視します。たとえマイナスのストロークであっても、無いよりはあったほうが良いと考えます。
03 4つの基本分析
- ・P(Parent):「親」の影響を受け継いだ思考・感情・行動
- ・A(Adult):現状で直面している状態に反応している「成人」の思考・感情・行動
- ・C(Child):「子供」時代のような思考・感情・行動
やりとり分析
P・A・Cの自我状態モデルを用いて、会話の「やりとり」を分析する手法です。 両者でかわされるメッセージが、相手のP・A・Cのどの自我状態から発せられ、自身の自我状態におけるP・A・Cのどの部分で受け取ったのかを分析します。 分析することで、どのパターンで生じた「やりとり」で問題が発生するのか理解でき、感情の行き違いが発生しやすい「やりとり」を排除できるようになるというものです。
ゲーム分析
相手とのこじれた関係、とくに何度も繰り返しては嫌な気分で終わる「やりとり」を「ゲーム」と定義します。 ゲームに発展しやすい交流パターンを理解し、それを避けることで人間関係の改善を図るものです。 人はストロークが不足すると、マイナスのストロークでも無いよりはましであるため、ゲームでストロークを得ようとするので注意が必要です。
04 エゴグラムとは
交流分析における4つの基本理論のうち、構造分析を応用した性格診断に「エゴグラム」というものがあります。ビジネスにおいてもっとも活用されていると考えられるのが、東京大学医学部が開発した「TEG東大式エゴグラム」です。 53の質問に対し「はい」「いいえ」「どちらでもない」の3択で回答していきます。 構造分析における、自我状態(P・A・C)をさらに細分化し5つの自我状態とします。質問に答えることで、自身の自我状態の高い部分と低い部分が把握でき、性格やコミュニケーションの傾向をつかめるものです。5つの自我状態を以下に挙げます。
CP:批判的な親の心
NP:養育的な親の心
A :大人の心
FC:自由な子供の心
AC:順応した子供の心
05 エゴグラムの解釈
ここまでは、エゴグラムにおける自我の解釈について解説してきました。 テクニカル分析(TA)の基本 エゴグラムによる診断では、自我状態の値はエネルギーの総量を示します。高い値を示す項目が多いほど、エネルギーであふれている状態といえます。 また、それぞれの自我の状態を単体で判断せず、全体のバランスを見て判断しなくてはなりません。 改善を図る際は高い自我を下げるのではなく、低い自我をどのように上げるかを考えたほうが良いとされています。
06 人生態度とは
わたしはOK、あなたもOK
わたしはOKではない、あなたはOK
わたしはOK、あなたはOKではない
わたしはOKではない、あなたもOKではない
07 交流分析を研修で学ぶメリット
交流分析を社内研修で従業員に学んでもらうことで、社内コミュニケーションや人間関係が円滑になるメリットが期待できます。 特に管理職やリーダー層においては、交流分析の基礎知識を学ぶことは必須です。 リーダー自身が自分の性格傾向を把握していることはもちろん、部下の性格傾向も客観的に把握できることは、マネジメントにおいて大きな力となるでしょう。
自身のコミュニケーションのタイプを知ってもらう
エゴグラムを実践したり、自身の人生態度について考えてみたりすることで、自身のコミュニケーションのタイプを知ってもらいます。 そうすることでトラブルの原因が把握でき、気をつけるべき点が明確になるでしょう。 また、相手のタイプも意識できれば、接し方をコントロールできるようになり、無用な衝突を回避できます。
プラスのストロークの重要性を知ってもらう
指導的な立場の人には、周囲に常にプラスのストロークを投げかける必要性を認識してもらいます。プラスのストロークは部下のモチベーションを高め、能力を引き出します。 管理職やリーダー層の人材には、こうした部下のやる気を引き出すストロークスキルを身につけてもらいましょう。 部下や育成対象者に対して温かい関心を寄せ、接することが育成の近道であることを知り、日々の業務で実践してもらうことが重要です。
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■資料内容抜粋
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・研修への活用方法
・自己啓発への活用方法 など
08 まとめ
交流分析を学ぶことは、自身の思考や行動パターンを理解できるため、コミュニケーションに役立ちます。 多くの従業員が学ぶことで、円滑な人間関係が構築され、生産性も向上するでしょう。 また、管理職やリーダー層の人材にとっては、部下育成のために学ぶべき必須のスキルであるといえます。ぜひ研修を企画してみてください。
【Python】テクニカル指標が簡単に計算できるTa-libの使い方
Python
今回はPythonで有名なテクニカル指標の計算を行っていきたいと思います。計算するテクニカル指標は、単純移動平均(SMA)・MACD・RSIの3つです。 テクニカル指標の計算に使うデータを用意する Coingeckoから引っ張ってきたビットコイン(Bitcoin)の一年分の日足の価格データ ##モジュールのインストール##import requestsimport json def get_bitcoinprice(kasou): url=('https://api.coingecko.com/api/v3/coins/')+str(kasou)+('/market_chart?vs_currency=jpy&days=1.
手動で計算しようかなーと思っていたのですが、ネットでググると「Ta-lib」なるpythonでテクニカル指標を簡単に計算できるライブラリを見つけたので、試しに使ってみたところ超便利だったので紹介します。
Ta-Libとは?
公式のサイト(英語)はこちら です。ライブラリの中身はオープンソースでGit テクニカル分析(TA)の基本 に公開されています。読み方はそのままで「タリブ」です。
- ボリンジャーバンド(BBNADS)
- 単純移動平均線(SMA)
- 指数平滑移動平均線(EMA)
- 適応型移動平均(KAMA)
- MESA 適応型移動平均(MAMA)
- パラボリック SAR(SAR)
- 3重指数移動平均(T3)
- 重み付き移動平均(WMA)
- 平均方向性指数(ADX)
- アブソリュートプライス オシレーター(APO)
- MACD
- モメンタム
- RSI テクニカル分析(TA)の基本 テクニカル分析(TA)の基本
- マネーフローインデックス(MFI)
- 平均根 – (当日始値 + 当日高値 + 当日安値 + 当日終値) ÷ 4(AVGPRICE)
- 中央値価格 -(当日高値 + テクニカル分析(TA)の基本 当日安値 + 当日終値) ÷ 3(MEDPRICE)
- 加重終値 – (当日高値 + 当日安値 + 当日終値 × テクニカル分析(TA)の基本 2) ÷ 4(WCLPRICE)
Ta-libのインストール方法
たぶんTa-lib python みたいなワードでググると一番上に出てくるqittaだと pip install Ta-lib でインストールしました的で話が進んでいると思うのですが、自分の場合はCC+のvisualがないとかで環境が構築できないとターミナルでエラーが返ってきたので、それをインストールしたのですが、結局治りませんでした。
- 32bitOS ⇒ TA_Lib-0.4.17-cp36-cp36m-win32.whl
- 64bitOS ⇒ TA_Lib-0.4.17-cp36-cp36m-win_amd64.whl
そして、ダウンロードしたモジュールをコマンドライン(コマンドプロンプト/Anacondaプロンプト)で展開しているディレクトリ (デフォルトならC:\Users\ユーザー名>) に置いて以下のコマンド実行するとインストールが始まります。
国立大学法人 茨城大学大学院 機械システム工学領域 鈴木研究室
ファンダメンタル分析で「お買い得」銘柄を探し, テクニカル分析で「お買い時」タイミングを探ります.それぞれ「投資」と「投機」の関係に似ています. 理論株価にいつ戻るか分からないファンダメンタル分析の弱点を,テクニカル分析でサポートできる可能性があります.
テクニカル分析への逆風 (効率的市場仮説・まぐれ・過学習)テクニカル分析(TA)の基本
「行動経済学」による効率的市場仮説への反証
テクニカル分析(TA)の基本
「物理学」による効率的市場仮説への反証
テクニカル分析(TA)の基本
テクニカル分析(TA)の基本
金融市場におけるフラクタル性とカオス性
可視化ツールとしてのテクニカル分析
もう1つの目的は「現状の把握」です.時系列チャートを眺めても動きは複雑ですから,視点を特化して情報を簡略化する必要があります. この視点の違いに応じて様々な計算方法 (テクニカル指標) が考案されています.
相場予測に偏向しすぎると賛否両論の対立になりがちですが, 現状把握ツールまたは情報圧縮ツールとして考えれば, テクニカル分析の有用性はもっと理解されるばずです.
テクニカル指標のRCI(Rank Correlation Index)を用いて,金融市場全体を可視化した様子を図1に示します.
図1: RCIによる金融市場(=複雑系)テクニカル分析(TA)の基本 全体の可視化.1995年からの約10年間.横軸は時間[日],縦軸は銘柄番号.色の濃淡が RCIの数値を示す. 上図と下図においてRCIのパラメータが異なる.図中のグラフはTOPIX(市場平均)の時系列変動.
RCIは「時間軸座標と価格変動の相関係数」ですので,これを「TOPIXと個別株の相関係数」に置き換えれば CAPMの「ベータ値(β)」も可視化できます.そして回帰式の残差を平均化することで「アルファ値(α)」も可視化できます. これらを視ると,βとαは理論どおり一定値ではなく,動的に変化していることが一目瞭然になります.
このように,金融市場全体の様子を1枚の図で表現できますので,
・全体の動的変化を把握できる.
・個別銘柄の連動性や非連動性を把握できる.
・誌面に限りのある論文等において,使用した全データをビジュアルで紹介できる.
・ネクタイやTシャツ等のデザインとして使えそう.
などのメリットがあります.
RCI(50日)による動画 (左下の赤棒はTOPIXです)
RCI(100日)による動画
RCIは「時間座標軸と株価の相関係数」なので,「+1に近づくほど上昇トレンド,-1に近づくほど下降トレンド」を意味します. RCIによって市場全体を可視化すると,まるで生き物のように見えませんか?
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