【書評】「マンガでわかる はじめての海外FX」を徹底レビュー!及川式”天才チャート”とは!?
本著の及川圭哉さんは 1965年12月29日に東京で生まれ、数々の実績者を輩出する トレーダー集団「FXism(エフエックスイズム)」を主催しています。昨年は、「ガチ速FX」というベストセラー本も出されてましたね。 なお、及川さんの投資歴は1998年以来の20年。 6度の無一文を経験するも、独自の投資手法を構築し、莫大な資産を築きあげることに成功しました。
- 2006年:6度の無一文を経験し、3勝7敗でも利益が出せる独自手法を構築。これを機に多額の資産を築き上げることに成功する
- 2007年:その独自のトレード手法を公開
- 2014年:『専業トレーダー1000人育成』を達成するためにFX動画チャンネルとブログを開設。
- 2017年:Youtubeのチャネル登録が6300人を突破
なお、自身が筆を綴るブログでは月間15万PV達成し、 メルマガの会員は37,000人、そして[email protected] 登録者数は17,000人にも及ぶそうです。
「マンガでわかる はじめての海外FX」を読むメリット
- マンガで全体像が把握できる
- 売買すべき通貨ペアがわかる
- 著者オリジナルの「天才チャート」を体系的に学べる
1.マンガで海外FXの全体像が把握できる
しかし本書は、 各章で「概要をマンガを解説→文章による詳細解説」という構成が組まれているので、初心者の方でも挫折しにくいメリットがあります。
なお、タイトルで「マンガでわかる」とは書いてあるものの、大事な部分はきちんと文章で解説されてるので安心です。
2.売買すべき通貨ペアがわかる
FXトレードで最初にしなければならないのが通貨ペア選び。 FXは異なる国同士の通貨を売買して利益を狙う取引ですが、その通貨の組み合わせを「通貨ペア」と呼びます。
通貨ペア選びは、いわば「戦場選び」です。 通貨ペアには、 ・USD/JPY(米ドル/日本円)海外FXの本や参考書の選び方 」 ・EUR/GBP(ユーロ/英ポンド) などがあり、 時間帯によって値動きが全く違います。
「通貨強弱」を駆使すれば、 値動きが一番激しく利益を得やすい通貨ペアを見つけることができます。なお本書を手に取って読めば、その手法をもっと深く知れるでしょう。
3.著者オリジナルの「天才チャート」を体系的に学べる
「天才チャート」とは筆者オリジナルのチャートであり、 これを使えばいつ「買い」「売り」をすればいいかが分かるでしょう。
また「 価格がどこまで到達したら損切り、もしくは利確すれば良いか?」などもこの「天才チャート」で判断できますね。
「マンガでわかる はじめての海外FX」の概要
- デイトレなら効率よく資産が築ける
- デイトレするなら海外FXが一番の理由
- メンタルの基本は「負け方」を知ること
- 勝ち逃げをモットーにする
1.デイトレなら効率良く資産が築ける
筆者はデイトレを推奨しています。 なぜなら他の投資方法と比較して、 効率良く資産を築けるからです。
仮にこの利回りで運用しても、 資金が倍になるまで25〜30年もかかります。 つまり「不動産投資」は、短期間で効率良くお金を稼ぐ為の投資には不向きでしょう。
例えば資金10万円を「レバレッジ:500倍」に設定すれば、資金は5,000万円となり、0.2%の利益が発生すれば金額にして10万円が手に入ります。 結果、最初の資金と合わせて、 資金は倍の20万円です。
2.デイトレするなら海外FXが一番の理由
ハイレバレッジを活かせば、少しの資金で大きな利益を獲得するチャンスが生まれるのです。
しかし 海外FX特有の「ゼロカット」があれば、マイナス分を支払うことなく、いつでも安心してトレードに臨むことができます。
3.メンタルの基本は「負け方」を知ること
FXトレードをする上で切り離せないのが、メンタル管理です。 筆者は「『勝ち方』より『負け方』を知らなければ、いつか破産する」と説明しています。
つまり 負けは誰にでも必ず訪れるものだと言うこと。
例えば以下のように「強引に勝ち続けようとしたユーザー」は、破産する可能性が高いと言えます。
相場が逆行し、損切りラインに近づく
↓
負けが嫌で損切りラインを動かしたら、たまたま勝った。
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味を占めて、それから同じ事を繰り返す。
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ある日、いつものように損切りラインを移動したら、一切値が戻らなかった。
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限界一杯まで損切りラインを動かし続けてしまい、ついには損切りが確定する。
↓ 海外FXの本や参考書の選び方
損切り額が口座残高を超える額だったため、破産に。
本書でも、主人公が5万円→25万円に増やすことに成功しました。 しかしその後、その成功体験が忘れられず、負け始めても取引に熱くなっていき、 ついには資金が底をついてしまうという結末を迎えてしまいます。
4.勝ち逃げをモットーにする
そのため筆者は、利益が出たらすぐ止める「勝ち逃げ」を推奨しています。 理由はいずれ訪れる 負けの損失で、せっかくの利益を相殺してしまうからです。
最初の20分で利益「6万円」を獲得(本書では、この時点で止めるのを勧めています)
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その後のトレードで損失発生。利益が「3万円」に減少。
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失った利益「3万円」を取り戻そうとトレードを続けるが、感情的になっているためズルズル負け続ける。
↓
結局その日は「±0円」で終了
海外FXの本や参考書の選び方
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来CEOを務める。マネックスグループは、個人向けを中心とするオンライン証券子会社であるマネックス証券(日本)、TradeStation証券(米国)・マネックスBOOM証券(香港)、また仮想通貨サービスを提供するコインチェック株式会社などを擁するグローバルなオンライン金融グループである。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。 閉じる
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