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海外FXのゼロカットシステムとは

海外FXのゼロカットシステムとは
ボーナスや話題性のみだけでなく、運営歴や過去のゼロカット実績、金融ライセンスの有無なども確認して、信頼のおける業者かどうか判断するようにしてください。

海外FX会社の0カットシステム(NBP)とは?

日本のFX業者では預けた証拠金以上の損失が発生しないように、一定の証拠金を上回る損失がでた場合に強制的にポジションを決済させて取引を終了させるロスカットというシステムがあります。英語ではマージンコールといいます。ですが、ここ日本の業者ではポジションを決済するときの逆指値が相場の変動によってスリッページしたり、ひどいところでは決済そのものができなくてロスカットができなかったところがあります。その場合ポジションが証拠金残高を上回る損失を出して、証拠金残高がマイナスになって追加入金を催促されるいわゆる ”追証” が発生することがあります。この追証が発生する事態になった場合、証券会社やFX会社との相談で追加入金をしないといけないことになります。

これに対して海外のFX業者では 「追証ゼロ」 というサービスが標準搭載されています。このサービスは文字通り、追証がゼロになるというものです。FX会社で保有しているポジションの評価損失が口座資産を超えて損失を発生してしまう状況(残高マイナス)に陥った際に、ポジションの強制決済や所定の手続きの後、口座資産をゼロにするシステムです。これにより追加の証拠金が発生することを防ぐ安心と安全のためのシステムです。それなら日本の業者でも同じだ・・・と思うかもしれませんが、この追証ゼロサービスのすごいところは 残高がマイナスになっても0で処理されるというところ 海外FXのゼロカットシステムとは です。例えばリーマン・ショックのような変動が起きてレートが飛び、週をまたいで大きく窓を開けて相場が始まって残高がマイナスなっても、証拠金はなくなりますがマイナス残高は調整されて、0カットされるのです。日本の業者なら決済できない時間帯はロスカットできないのでマイナスになっていきます。海外の業者はこの変動リスクをすべて補ってくれるのです。

この追証ゼロ制度は、一般的にゼロカットと呼ばれるものになりますが、正式にはNegative Balance Protection(ネガティブ・バランス・プロテクション / NBP)と呼ばれています。しかしこの0カットシステムは業者によっては導入していないところもあります。追証ゼロサービスは主にキプロスなどオフショア系のFX会社が導入しています。逆にオーストラリアやイギリス、スイスといったところは導入していないところもあります。またどんな状況にも追証0になると約束されているわけではなく、業者の状況によっては調整されないリスクもあるということは頭に入れておかないといけません。

日本の業者ではスリッページでマイナス発生!

為替市場では年に何回か、クロス円がリスク回避の円買いによって大きく下落することがあります。リーマン・ショックやドバイ・ショック、ギリシャショック、東日本大震災ショックや米国債ショックなど、本当に何回も暴落しています。しかもその下落はあまりに急激なためにサーバーが安定せず、 約定力の弱い日本のFX業者の一部ではロスカットが作動しなかったことがいまだにあるのです 。過去にはアトランティックトレードがサブプライムショックでトルコリラをロスカットできずに顧客に2,000万の追証を出したというものがありましたが、それと似たようなことがいまだに起こっているのです。これは現在進行形で続いており、2015年にはスイスフランの急変動 「スイスフランショック」 によって相場が急変動したため、ロスカットが正常に行われずに多大な損失を出したケースが出ました。

ロスカット未収金発生件数発生金額(千円)
H22/90
H22/100
H22/1110
H22/120
H23/151,910
H23/2125,784
H23/3(注2)12,2161,694,590
H23/40
H23/510
H23/60
H23/759
H23/8571,464

2015年1月15日スイスフラン急騰による追証恐怖

このCHFの変動がなによりも怖かったのが、あまりにCHF買いが殺到したために決済注文のCHF売りが調達しきれずにレートが消えてしまう事態が起こったことです。それは注文が成立しない、つまり ロスカットも成立しないという現象を引き起こしました 。これによりCHF売りをしていた人は損失がみるみる増えていくのにロスカットもできず、場合によっては証拠金以上の損を出して口座資産がマイナスとなり追証になってしまったのです。特に日本の業者では0カット制度などありませんから、日本の業者を使って証拠金以上の損を出した人はのきなみ口座資産マイナスの追証をくらうこととなったのです。

スイスフランショックで0カット対応する海外FX


XM:
マイナス残高になった、全ての口座を1/17に”0″リセットし、今後も 追証を請求しない 方針に変更は無く、今後もマイナス残高に対してはゼロカットを実施。 今後、対スイスフラン通貨ペアの条件変更(レバレッジ変更等)の可能性はああるが、1/19現在、これまでの条件と同じく対スイスフランペアの提供を継続。会社の財務体質やビジネスプランには、微々たる影響である。

(参考)2015/01/17 スイスフラン政策発表後の影響について

FXPRO: 海外FXのゼロカットシステムとは
マイナス残高になった、全ての口座を1/17に”0″リセットし、今後も 追証を請求しない 方針に変更は無し。今後も取引規定に基づき、マイナス残高に対してはゼロカットを実施。 1/15、相場の流動性が高まるまで、対スイスフラン通貨ペアの取扱を一時中止。 会社の財務体質やビジネスプランには影響無し。 1/17、ゼロリセットの詳細内容と、取引条件の変更はない旨のプレスリリースを発表。

IFCMarkets:
マイナス残高になった、全ての口座の”0″リセットは完了し、今後も 追証を請求しない 方針に変更は無い。今後もマイナス残高に対してはゼロカットを実施。 スイスフランショックによる、対スイスフラン通貨ペアの条件変更は無し。会社の財務体質への影響は小さい。

FXDD:
マイナス残高になった口座は、できるだけ早い追加入金を促し、今後も、市場の急変により口座がマイナスになった場合は、 追証を請求する 方針。 スイスフランショックによる、対スイスフラン通貨ペアの条件変更は無し。会社の財務体質への影響は小さい。

XMのゼロカットに救われた話 | ゼロカットシステムとは何か。本当に適用されるの?!

Negative balance protection means firms must limit the retail client’s aggregate liability for all CFDs connected to a CFD trading account to the funds in that CFD trading account. This implies that a client can never lose more money than the funds specifically dedicated to CFD trading.

https://www.esma.europa.eu/sites/default/files/library/esma35-36-1262_technical_qas_product_intervention.pdf

ロスカットに遭った話

加えて入金ボーナスの残りがクレジットとして10万円分ぐらい残っていましたので、有効証拠金は20万円強の状態でした。

2020年3月9日(月)

XMのゼロカットシステム、チャート

そのせいもあってか、ドルはジワジワ値段を上げており、2020年2月には直近の最高値である112円をつけていました。

この時何が起きたのか(何をやらかしたのか)

XMのゼロカットシステム、2020年3月のチャート

週明け東京市場、窓を開けてスタート。

かなりの下落でスタートしていますので、後から思えば、この時点で最大限警戒すべきでした。

NY市場取引時間開始タイミングあたりで更に下げ、証拠金維持率が20%となり、最後に入れたナンピンポジションが自動ロスカットとなったタイミングで損切りしました

口座残高が見事にマイナスに

XMゼロカット、適用前のMT4

自動的にゼロカットシステム適用

XMゼロカット、適用後のMT4

私、何の連絡も申請もしていませんが、恐らく30分後ぐらいに自動的にゼロリセットされてました。

この頃の私のXM(エックスエム)口座での運用方法

更にXMポイント(XMP)がたまるとロットあたり最大5ドルぐらいキャッシュバックされますので、実質のスプレッドは0.7~0.8pipsぐらいでトレードできている計算になっています。

一方、XMは合計最大10口座まで追加口座を作成することができます。
私はもう1つ、利益をよけておくための口座を作っています。

この少し前に利益分は別の口座に移してありましたので、その後そこから再度資金を戻し、トレード再開しました。

XM追加口座作成 XM追加口座作成(詳細情報)

おすすめの運用方法

国内FX業者であればゼロカットシステムはありませんので、想定以上の損失が発生した場合であっても必ず入金する必要があります。
一時的に借金になります。
いつもビクビクしながらトレードしなくてはなりません。

海外FXハイレバレッジゼロカットシステムを最大限活用しより大きな利益を狙う。

しかしできるだけリスクを抑えてトレードする。

そのためにも私は、以下のような運用を強くおすすめしています。

①あくまでも余裕資金で運用する

ましてや、借金してまでトレードしてはいけません

少ない資金からスタートしても全然構いません。
1万円でも、5万円でも。

※別記事にも書きましたが、海外FX自分でレバレッジを変更できます。 心配であれば1:10とか1:20の低レバレッジでトレードすることもできます。

②利益はこまめに出金するか、別の口座に移しておく

その時点で投資額は100%回収できていますので、その後のトレードはノーリスクです。

心の余裕度がまったく違います。

③複数の口座に分散して運用する

業者によっては特定の通貨ペアについてとてもスプレッドが狭かったりしますので(例えば、 LAND-FXiFOREX のEURUSD、 HotForex のXAUUSDなど)、トレード対象に合わせて業者を分けることも可能です。
(私もそうしてます)

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