日足で見るともっと分かりやすいです。
ローソク足分析で相場の転換点を見抜く!流れが変わるチャートからのサインとは?
ローソク足は一定期間の市場の売買を
「市場で今何が起こっているのか?」
という 本質の分析 になるわけです。
ローソク足の反転サイン・その1
ローソク足が反転するパターンはいくつかありますが、その一つが「ヒゲ」です。
その心理の一つがローソク足にあらわれる「ヒゲ」というワケ。
上昇トレンド中のヒゲ
しかし、下ヒゲが伸び下落が抑えられていますよね?
売りから上昇へと転換しているのは、単純に買いの方が多いからです。
売りが勝てなかった❝足跡❞として長いヒゲが残るんです。
仮にこれがトレンド転換の可能性がある場合であればヒゲではなく実体が伸び、前回の安値を更新するはずです。
分かりやすいのは日足
日足で見るともっと分かりやすいです。
日足チャートのヒゲ
ローソク足の反転サイン・その2
もう一つ例を上げます。
ユーロ円日足
チャートを見ると7日間にわたって価格が上昇しています。
ローソク足とヒゲを見ると、ここ数日高値を更新していませんよね?
大幅な下落の前にはローソク足がしっかりサインを出していますよね?
これはすでに水面下で情報が大口の投資家達にはすでに知れ渡っているからです。
そういった水面下での動きによるローソク足のサインなんです。
ローソク足プライスアクションまとめ
プライスアクションをもとにした考えは市場で何が起きているかを知ることです。
ローソク足の見方【FXで勝つためのテクニカル分析 #2】
以前の記事(「テクニカル分析とは?」)でもご紹介しましたが、テクニカル分析をするにあたっては、過去の値動きをグラフ化した「 チャート 」というツールが必要不可欠となります。折れ線グラフ、バーチャート、ローソク足などチャートの値動き表示にもいくつかの種類があり、日本では「 ローソク足 」が主流です。このページでは、ローソク足の見方やそれを利用したチャート分析について解説していきます。チャート分析の基礎となる内容ですので、ポイントを押さえておいてくださいね。
ローソク足とは?
ローソク足 とは1日や1時間といった一定期間の為替レートの変動をひとつの記号に表したものです。記号がろうそくの形に似ているので「ローソク足」と呼ばれています。
1本のローソク足には「 始値 」「 終値 」「 高値 」「 安値 」の4つの情報が詰まっています。
ローソク足は始値より終値が高く為替レートの上昇を示す「 陽線 」、始値より終値が安く為替レートの下落を示す「 陰線 」に大別できます。
始値と終値の間にあるローソク足の太い部分は「 実体 」または「 柱 」と呼ばれ、実体の上下にちょんと出た細い線は「 ヒゲ 」と呼ばれます。
チャートの時間軸
1本で1時間の値動きを示すローソク足で構成されるチャートは「1時間足」、1本で1日の値動きの場合は「日足」 と呼ばれます。トレードスタイルによって、参考にする時間足を使い分けるのが有効です。
ローソク足の見方を学びチャート分析の基礎を掴める
もう一つケーススタディを示します。こちらは日経225の「月足」です。値動きの大きかったリーマンショック時のものを用いました。月足チャートなので、1本のローソクは1ヶ月間の株価推移を表しています。
1本目
①日経平均株価13,000円からこの月はスタート
↓
②スタート時が高値となり徹底的に売られ11,300円程度まで下落(最安値)
↓ ローソク足で相場を分析
③少し戻したが最終的に11,400円あたりで引けており、売り一色の1ヶ月だった
2本目
①前月の続きから11,400円付近からのスタート
↓
②引き続き売り一色の展開で一時は6,994円まで下落した(下ヒゲ、最安値)
↓
③しかしそこから驚異的なリバウンドで株価が持ち直し、最終的には8,500円付近で大引けとなった
ローソクの長さとヒゲの大きさは力強さを示す
下記の画像を見るとわかりますが、値動きが小さいと力強さに欠けると判断できます。一方で値動きが大きいということは「買い方の圧勝」なわけですから、力強い上昇だと判断できるわけです。
続いて、ヒゲの長さにもバリエーションを加えてみました。
①期待度 特大
大きな陽線のローソク足なので、力強い株価上昇となっています。さらに、始値からまったく値下がりせずに、最高値で終値を向かえていることから、いわゆる「棒上げ」の状態で株価が上がったことがわかります。
②期待度 大
極端に長い下ヒゲがついたローソク足のパターンです。下ヒゲが付いているということは、「一旦は売られたものの最終的には再び買われてリバウンドしている」と言えます。
③期待度 高め
相場がスタートしてから一度下落し、その後上昇。しかし最終的には少し押し戻されて大きめの陽線(値上がり)で大引けとなっています。
④期待度 普通
③の陽線が小さくなったものです。かろうじて陽線を引いていますが、力強さが感じられないのでこのローソク足で株価が大きく転換する可能性は低いです。
⑤期待度 低い
一般的な陰線です。③の陰線版なので期待はもてませんが、この形は上昇トレンドでも下落トレンドでも頻繁に登場します。
⑥期待度 危険 ローソク足で相場を分析
長い上ヒゲをつけているケースは危険度が高いです。なぜなら、一度は上昇したものの最終的に売り圧力が高く上昇分を帳消しにするほどの下落に見舞われているからです。
⑦期待度 最悪
最初から最後まで徹底的に売り込まれ、売り一色だったことがわかります。大きな陰線は期待度としては最も低いので、近寄らないのが正解。
十文字のローソク足は相場転換
十文字のローソク足は、 ローソクの部分が完全に消えていて、ヒゲだけで構成されている ことになります。
つまり、値上がり、値下がりなどの株価の値動きはあったものの、 始値と終値の株価が同じで、最終的に株価が「変わらず」だった というストーリーです。
まさに、買い方と売り方の綱引きが、決着付かずの引き分けの状態で試合終了となったというわけです。
このローソク足の十文字は「 索引同時線 」と呼ばれ、 相場が転換する合図 だと言われています。経験上、このローソクの形をきっかけとしてトレンドが変化したことが何度かあります。
FX初心者の迷いを解消、投資心理とチャート読解力を鍛えるサイト。
バイーンを逃さない!ローソク足の一生から相場の勢いを知るコツ。
相場の「流れ」と「勢い」がわかればムダなトレードが激減する。
おいしい所を確実に頂く効率的なトレードをするには、相場の流れと勢い、この2つの把握が大事です。流れとはシナリオのことで、A地点を過ぎればB地点に向かうだろうというような、相場全体を俯瞰した作戦で、勢いとはタイミング、相場がグングン伸び始めるポイントのことです。
ローソク足、始めと終わりはヒゲになる。
ローソク足陽線を例に取ると、始値→安値→高値→終値の順で波をつくります。そこでローソク足の一生を人間のそれと同じように5期に分けてみました。勢いは若い方が強く中年になってくると衰え始め、老年になると目に見えて弱々しくなります。
- 始値から安値は本来向かうべき方向に抗うことが多いです。人間も非行少年よろしく、反抗期を迎えた幼いアイデンティティが大人の社会に逆らいます。
- 進路も決まり、大人社会の仲間入りを果たし、長いものには巻かれろという言葉の意味を理解します。
- 結婚して守るものもでき、働き盛り、体力もあり、まだまだエネルギッシュに動ける時期です。
- 40を過ぎると体力の衰えをヒシヒシと感じます。仕事でも上司と部下の板挟みレンジ相場で上にも下にもいけません。
- 気持ちだけは若くても、寄る年波には勝てません。強気のレジスタンスで跳ね返されます。
波で見ると少年期と老年期は「頭と尻尾はくれてやれ」の頭尾部分になるわけで、よくヒゲでやられる人は意識しておくといいです。
1時間足などをよく観察すると上昇トレンド中なら、1本前のローソク足終値を越えて陽線になり始めたくらいから急に伸び始めることが多くあります。こういうポイントでエントリーするとストレスなく利益を伸ばすことができます。
トレンド継続中に出現するフラッグなどのチャートパターンも、時間足の切り替わりによく起こります。上位のローソク足を見ると上ヒゲと下ヒゲでラインが引けるのが確認できます。過去チャートを見て是非、検証してみてください。
フラッグというチャートパターンを知ることは、安易な目線の切り替えを防ぎ、大きく利益を伸ばすことにつながります。 photo credit: Eduardo Amorim via photopin cc フラッグは頻繁にあらわれる、.
相場はフラクタル構造なので、日足など上位ローソク足1本の中に、トレードしている時間足の波も包括されています。上下ヒゲ部分はダブルトップやダブルボトムなので反転チャートパターンをつくり、ローソク足実体の中では時間足の切り替わりでフラッグなどのトレンド継続チャートパターンが出現しています。
相場は重なりあう時間軸がフラクタル構造になっています。一見ランダムそうに見える波の動きも規則性があり、その特徴をつかめば相場観を身につけるのに役立ちます。 photo credit: Sanchtv via photopin cc .
実際にエントリーした具体例。
相場には「時刻」という概念があり、相場は時刻の更新タイミングで動き出します。エントリーにもこの概念を取り入れてベストなタイミングをつかみましょう。 photo credit: Candle at Christmas ローソク足で相場を分析 via photo.
今日のまとめ
この動画は、ほんとに重要で意味が有り、そして深い理解が必要な事をいってますね。 しかも青年期、老年期というのがイメージしやすいです。 ただ、まだ、経験が少ないか負けている間は、そこまで大切かどうかわからないかもしれませんね。
あと、僕が感じているのは陽線は陽線で終わりたい動きになり、陰線は陰線で終わりたい動きのはずです。 でもヒゲになり、逆方向になる、大きな時間軸になると戻り売りで有り押し目である初動ですよね。 そして、ヒゲが出ないローソク足は、まさに力はあるけど老年期の為、次にバトンタッチをする。だから、ひとつ前の終わり値と 次の始値がどれだけ重要なのか、という事もわかります。エントリーポイントのところも上昇と下降の力関係がどう変化しているかをまさに表現してますよね。
これはぜひ、第2弾をお願いしたいです。 ローソク足の解説はどこでもたくさん有りますが、連続するローソク足を深く理解できるようなテキストは僕は見た事がありません。 この動画はほんとに素晴らしいです。絶対、重要です!! これからもよろしくお願いします。
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- 欄丸
- 2015年 6月 10日
お久し振りです。実は最近、水平線を否定するトレーダーと出会ってしまいました。迷晴れFXの事は一切口にしなかったんですが、ことごとく否定され悔しくて仕方ありませんでした。
『見えるものに反応するようじゃ、常勝するのは難しい』とか言われ、自分には訳がわかりません。その人とはもう会うことはありませんが、何が言いたかったんでしょうか?
自分は水平線が一番だと思っています。
なめんなよ!
- mayohare-fx
- 2015年 6月 10日
- 欄丸
- 2015年 6月 10日
- kuro
- 2015年 6月 11日
よく”T”のような下ひげのろうそく足が出ると反転の予兆だと書かれていたりしますが、その中には短期のWボトムのようなチャートパターンが内包されていて、次の足でダウ理論的な目線が変わって反転していくのかなと考えました。
FT2をレジサポの感覚を掴むために使っていたのですが、その中でチャートパターンをよく目にして、じゃあ次はローソク足の・・・とまた知識の沼に嵌まろうとしていたところでしたが、今回の記事で疑問が一気に解けました。
統計的に有利なパターンは複数時間足やダウ理論、レジサポなどの波の性質の表れだと考えると納得できそうです。
今回も大事なことに気づかせてもらいました。ありがとうございます。
- mayohare-fx
- 2015年 6月 11日
- WS
- 2015年 6月 11日
いつも参考にさせていただいております。
質問なのですが、今回のエントリーですとロスカットはどの辺りなのでしょうか?許容の範囲にはなるとは思いますが私は140.700辺りにしてしまうのでロスカットが離れすぎているため躊躇してしまいます。完璧なエントリーなどないのは承知しております。今回のエントリーは5分陽線がレジされた上あたり140.350かなと予想しますがどうなんでしょうか?
よろしくお願いします。
- mayohare-fx
- 2015年 6月 11日
- れおん
- 2015年 6月 11日
いつもありがとう御座います
ちょうど今日トレードしていまたら
下落をして一旦買い戻しが入りましたが、00分になった途端に再度下落を始めました。
正確で見やすい時計が欲しくなりました。
これからも頑張ってください!
- mayohare-fx
- 2015年 6月 11日
- 高晴れ
- 2015年 6月 13日
とてもためになりました。
余談ですが、反抗期のローソクで飛び出した「なめ猫」と「三連ホーンサウンド」は大ヒットです!
朝の通勤電車の中でしたが、何度も見直しては、にまにま笑いが止まりませんでした。
ローソクの一生をわかりやすく解説して頂いたのはトレードに大変役に立ちそうです。
ローソクが切り替わって、まず逆行すると、
「おっ!、出た出た反抗期、なめ猫、パラりらパラりら」 と楽しくなります。
トレードの戦略やシナリオは4時間1時間くらいで考えるようにしていますが、
実は、動きのある1分、5分を見るのが大好きで、電波時計の55秒あたりからのカウントダウンで1分の切り替わり、
パソコン上でチャイムが5分ごとにで鳴るようにしていて、5分、15分、1時間などの切り替わりを注目したりしています。
今回の動画は、おそらく1時間足くらいのイメージと思われますが、
1分、5分の短期足では、切り替わり直前数秒のどんでん返しがよくあるので、
別の意味で終値に注目しています。
最近、迷晴れ流「裸チャート+ラインのみ」表示のチャートにして以来、
ローソクがとてもよく見えるようになりました。
何か、かわいらしいような、これから行きたい方向を教えてくれるような、楽しい感じがするようになりました。
不思議なことに(笑)、成績も向上しているみたいです。
- mayohare-fx
- 2015年 6月 13日
- hi-lite
- 2015年 6月 23日
- かにずき
- 2016年 7月 04日
ロウソク足の重要性については、迷晴れ様から勉強させていただいて感じるようになりました。
でも、自分ではヒゲを見るくらいしか出来ず実際に活用するには見当がつかないレベルでしたが今回のお話しでかなり進歩しました。
ロウソク足の分析で感じたのが、これこそ検証して自分で考えることでしか最終的には極められないものなのではということです。 ローソク足で相場を分析
ロウソク足は、その一本ですら多くの情報を内包していますが、その連続性や動き更には陰線と陽線の比率などを考えると無限の情報の宝庫だと思いました。
だからロウソク足の解析方法は断片的なものばかりで、包括的かつ明確なものは目にすることがないのかなと感じました。
他の方もおっしゃていますが、私も迷晴れ様のこの動画で初めてロウソク足の包括的な解説を知りました。
情報価値、希少性、ともに他とは一線を画すものだと思います。
チャート ローソク足で相場分析 酒田五法
FX ローソク足チャート2
相場分析古典 酒田五法
酒田五法の語源は、山形県酒田市の酒田という地名と、 「三山(さんざん)」「三川(さんせん)」「三空(さんくう)」「三兵(さんぺい)」「三法(さんぽう)」という5つの 法則とをあわせたものです。「酒田の地で生まれた5つの法則」という感じでしょうか。
酒田五法(基本)
三山(さんざん)
三川(さんせん)
三空(さんくう)
三兵(さんぺい)
三法(さんぽう)
FX実践編 今日日足で買うならどの銘柄が良い?3月25日
FX ランド円 日足 分析 今日のランド円は? 今日のランド円は、買いポジションをとる絶好のタイミングかと思われます。 ご覧の通り、ランド円のシグナル線がMACD線の上に離れてきています。また、RSIも売られすぎ.
5月18日以降為替相場(FX)をテクニカル分析で予想してみた
主要通貨ペアの見通し 米ドル円 ドル円日足202000515終わり 少し円高傾向ですが完全にレンジ相場になってしまってます。 移動平均線を見ても短期・中期・長期ともほぼ横ばいです。ローソク足も方向感を探る形になって.
FXでエリオット波動は使えない?ハマらない?
国内高配当株は結局、投資しない方が良いのではないか?
国内の高配当株は最高で8%弱の配当利回りになっています。老後の不労所得の投資先として良く進めているサイトも見かけますが本当に良いのでしょうか? 今回は、過去を振り返って検証してみたいと思います。 過去を振り返ってになりますので.
明日(2020年8月25日)スイングトレードおススメ銘柄
私が独自にスイングトレードでお勧めする銘柄をご紹介します。 基本的にテクニカル分析のみで売り買いを決めていますので、自分のトレードスタイルに合わないと思われれば、読み飛ばしていただいて構いません。 先週までに予想した銘柄の動向.
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