金融機関員のFXブログ
國場: なかなか大変な会社員人生を歩まれていると伺いました。新卒で入社した会社が、とても厳しい企業だったそうですね。
ritsu: はい。最初の会社は営業職で成績がものをいうので、成果をあげていない人は残業代が出ませんでした。長時間労働が当たり前、上司が厳しく、非常に高い成果を求められる職場環境だったので、ストレスの反動で外食やファッション、タバコなど今ではあまり買わないものにお金を使っていました。
ritsu: 次の会社にブランクなく転職できたのが幸いでしたね。
國場: それは何よりです。 ritsu さんはすぐに転職先が見つかったのでよかったのですが、会社を辞めて次の就職先を探している間は雇用保険から失業給付を受けることができます。
ritsu: そうなんですね、知りませんでした。もしまた新卒の時のような会社で働くことがあれば相談するようにします。もう二度と経験したくはないですが(笑)。
転職後、うつ病や詐欺被害など苦難を経験
國場: 転職先の会社では人間関係に悩み、うつ病になってしまったそうですね。
ritsu: 病気自体は軽度で、 1 ヵ月で職場復帰できました。復帰できた理由は、当時の上司から言われた「ritsu君は必ず会社に貢献できる力を持っているから、体調を直して必ず復帰しなさい。待っているから」という言葉に支えられたことが大きいと思います。
國場: 1人でも職場に味方になってくれる人がいるというのは心強かったでしょうね。
ritsu: 自営業やフリーランスの人は、もらえないということですか。
國場: おっしゃる通りです。自営業やフリーランスの人が働けなくなったときの備えとしては、民間の就業不能保険などに加入するというのが有効な手段でしょう。ただし保障される病気などの対象範囲は商品によって違うので、しっかりと確認する必要があります。
ritsu: なるほど。私は上司が交渉してくれて満額で給与を頂くことができましたが、もし今後、会社勤めの中で休職せざるを得ない時がきたら「傷病手当金」が頼りの綱になるのですね。覚えておきます。
國場: ritsuさんは詐欺被害にも遭われたことがあるんですよね。
ritsu: はい。知人の紹介で出会った人から、あるファンドに投資すれば毎月分配金がもらえるという話を持ちかけられました。
國場: それは大変なご経験でしたね。もう理解されていると思いますが、自分にとってあまりにも甘い言葉は簡単に信じない方がいいかもしれません。
意識的に収入を高めて、手取りの4割以上を資産形成へ
國場: 金融機関員のFXブログ 毎月の収支を拝見しましたが、収入に対する資産運用の割合、支出ともに、とてもバランスが取れていると思います。副業もされているんですね。
ritsu: ブログと出前宅配の副業をしています。ブログ収入は年間数万円程度なので微々たるものですが、今年から始めた出前宅配は貴重な収入源になっています。
國場: 食費が高めなのは副業をされていて自炊がしにくいからでしょうか。
ritsu: そうですね、稼ぐことを優先しているので多少支出が増えてしまうのは仕方がないと思っています。
國場: 確かにこれからの時代、副業での収入アップは重要な視点です。副業を認める企業の環境も整いつつあるので、勤務している会社のルールも確認してみましょう。
「長期の資産形成」と「趣味の投資」を両立
國場: 毎月の資産形成は、いろいろ経験されて今の配分に落ち着いたのでしょうか。
ritsu: 最初はFXやデイトレードなどの短期投資をしていましたが、ずっと長期投資の必要性は感じていました。短期投資をしたのは、長期投資をするための資金をつくるためでした。
國場: FXなど投機性の高い投資では、思わぬ利益を手にすることもありますが、勝ち続けるのは大変難しいと思います。それでもやってみたいというときには、生活に影響しない程度の余剰資金であるべきでしょう。
ritsu: 投資詐欺でも失敗したのは、他人に相談せず自分が信じ込んだら突っ走ってしまう性格が一因だったと思います。間違った方法で努力を続けていました。
國場: 長期投資にシフトチェンジされてからは資産がぐんぐん増えているので、ritsuさんには今の資産運用が合っているのでしょう。
國場: 金融資産の内訳では、個別株の割合が少し多い気がします。これは何かお考えがあるのでしょうか。
ritsu: 単純に株式投資が楽しいというのが理由のひとつです。銘柄を選ぶために会社の歴史や決算資料を調べてみると、それぞれに企業ドラマがあってロマンを感じるんですよね。
國場: 趣味としての一面があったり、仕事に役立つ知識を得るためだったりするんですね。
ritsu: その通りです。
國場: ただ、今後ご結婚したり、お子さんが生まれたりと、生活環境が変化することもあるでしょう。そのときには、iDeCoやNISAで比較的リスクが低い商品を運用し、資産を増やしていくことも考えておくといいかと思います。
「正直不動産」原案 夏原武さんが語る“借金投資”のわな
Q)マンガ「正直不動産」で描いた 住宅ローン「フラット35」不正利用の“悲劇”とは?
夏原さん:
夏原さん:
夏原さん:
Q)"借金投資”の落とし穴に陥らないために、どうしたらいいのか?
夏原さん:
夏原さん:
Q)"借金投資”のトラブルを減らすには、世の中がどうあるべきなのか?
夏原さん:
夏原さん:
【もしかして、“借金投資”をさせられるのかも? と思ったら・・・】
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