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7日移動平均の算出と表示について

7日移動平均の算出と表示について
「移動平均線」は、平均する日数に応じて短期線、中期線、長期線に分類して使います。設定期間が短いほど直近の価格により近くなり、逆に、期間が長いほど長期的な流れを示すという性質があります。この性質を利用し、大きく3つの線「短期線」「中期線」「長期線」に分けてそれぞれを組み合わせることでトレンドをつかむ方法です。
平均する価格の数は、確認したいトレンドの期間をもとに営業日ベースで求めます。例えば、中期的な視野で取引する場合は日数単位で価格を計る「日足」を使い、短期を約3週間分の「15日」、中期を約5週間分の「25日」、長期を約15週間分の「75日」などに設定します。また、長期的な視野で取引する場合は週単位で価格を計る「週足」を使い、短期を「13週(約3ヵ月)」、中期で「26週(約半年)」、長期で約1年にあたる「52週」などといった設定をおこないます。このように、それぞれのトレードに合わせて設定を変えて使います。

ボリンジャーバンドの見方・使い方

ボリンジャーバンドのバンドが収縮すると、エネルギーを溜めた保ち合い状態になります。
その状態から株価がバンドの上限を上抜けると、大きく動き出すという特徴があります。これを利用して、急上昇する初期状態を判別して、買いタイミングを判断することができます。
また株価が上昇トレンドになると+1σに沿って上昇することがあり、これをバンドウォークと言います。この状態が確認できれば、持ち株を保有し続けて利益を伸ばすことができます。

バンドが収縮状態の際に、株価が+2σ(または+3σ)を上抜けると買いポイント、その後、バンドウォークを経て株価が+1σを下抜けると売りポイントとみます。

ボリンジャーバンドの確率を高めるコツ

ボリンジャーバンドは単体でも有効な指標ですが、MACDと組み合わせることによって、逆張りの際の底打ちの判断がより明確になります。 ボリンジャーバンドの下限まで株価が下がった後に、MACDの傾きで下げ止まりの判断をするとその後の上昇する確率が高まります。
また株価が-2σ付近の底値から、そのまま下落し続けてしまうという騙しの動きを、MACDと組み合わせることである程度防ぐことができます。

株価がボリンジャーバンドの-2σ付近まで下落し、その後にMACDが下向きから上向きに転換すると買いポイント株価が+2σに到達するか、またはMACDがデットクロスしたら売りポイントと判断します。

ボリンジャーバンドの注意点

ボリンジャーバンドの使用日数

日足 20日 25日 75日
週足 13週 26週
月足 9ヶ月 12ヶ月 24ヶ月

ボリンジャーバンドの実践的な活用法を動画でご紹介

◆執筆者紹介◆
伊藤正之
株式会社ストック・データバンク新宿事業所代表
手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2021年1月現在)
同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。

青木智
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者
元・株式会社ストック・データバンク新宿事業所の投資コンテンツ担当。
現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。
登録者数2.7日移動平均の算出と表示について 25万人以上(2021年1月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。

指標の見方・使い方

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(営業時間:平日9:00~18:30 土日祝休み)

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移動平均とは? 移動平均線の見方と計算式

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移動平均とは

  • 単純移動平均(SMA)
  • 指数移動平均(EMA)

単純移動平均(SMA)

単純移動平均とは、ある一定期間における平均値のことです。これらを繋いだものが単純移動平均線です。英語では「Simple Moving Average」といい、SMAと略されます。

単純移動平均(SMA)の計算式

5日間移動平均の計算式

エクセルで単純移動平均を求めるには、過去 W 個分のセル範囲に対して平均値を計算します。

エクセルによる単純移動平均
ABC
1日付終値単純移動平均(5日)
29月1日899
39月2日900
49月3日902
59月4日907
69月5日912=AVERAGE(B2:B6)
79月8日910=AVERAGE(B3:B7)
89月9日906=AVERAGE(B4:B8)
99月10日901=AVERAGE(B5:B9)
109月11日898=AVERAGE(B6:B10)
119月12日900=AVERAGE(B7:B11)

エクセルによる単純移動平均
ABC
1日付終値単純移動平均(5日)
29月1日899
39月2日900
49月3日902
59月4日907
69月5日912=AVERAGE(OFFSET(B6, 0, 0, -5, 1))
79月8日910=AVERAGE(OFFSET(B7, 0, 0, -5, 1))
89月9日906=AVERAGE(OFFSET(B8, 0, 0, -5, 1))
99月10日901=AVERAGE(OFFSET(B9, 0, 0, -5, 1))
109月11日898=AVERAGE(OFFSET(B10, 0, 0, -5, 7日移動平均の算出と表示について 1))
119月12日900=AVERAGE(OFFSET(B11, 0, 0, -5, 1))

指数移動平均(EMA)

指数平滑移動平均とは、直近の終値に近いほど指数関数的に重みを付けた平均のことです。直近の値動きに対して、単純移動平均より敏感に反応します。英語では「Exponential Moving Average」といい、EMAと略されます。指数平滑移動平均(Exponential Smoothing Moving Average)ともいいます。

指数平滑移動平均(EMA)の計算式

α は平滑化係数(smoothing factor)または忘却係数(forgetting factor)といいます。0 ≦ α ≦ 1 の範囲であれば任意の値にすることができますが、一般的には次の値を取ります。

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