「ネット」と「グロス」の違い|ビジネスでよくある間違いとは?
マージン(margin)とは、「利ざや」「売上総利益」という意味をもち、販売価格から原価を引いた「粗利」の意味で使用されます。マーケティング業界では、広告代理店に支払う手数料のことを意味します。つまり、【ネット】+【マージン】=【グロス】という構造になります。
「手数料」の他に「余白」という意味もあり、出版業界で印刷するページの周囲を囲む空白部分を指すこともあります。
交渉や取引の場所で多様される言葉なので、よく理解しておきましょう。
ビジネスで使われるネットとグロスの例
マーケティングにおけるネットとグロスの注意点
マーケティング担当者が、1件のコンバージョン獲得にかかったコスト「CPA(Cost Per Action)」を考える際、ネットを見ずにグロスだけで考えてしまうと失敗してしまうことがあります。
例えば、打ち出した広告の費用が、グロス=1000・ネット=800だったとします。そして、この広告で獲得したCV数が10件であった場合、以下のような計算でCPAが算出されます。
【CPA目標→90】
CPA=広告費用÷CV
グロス(1000)÷10=100
ネット(800)÷10=80
つまり、グロスを広告費用として考えると、1件のCVを獲得するのに100円かかり、ネットで考えると、80円かかることがわかります。CPAの目標が90に対して、グロスで見ると損しているように思えますよね。代理店に対してマージンを払うのは無駄なことなのでしょうか?
手数料であるマージンを支払わずに、自社で広告運用を行う場合、さらに人件費がかかります。手数料に対し、長期的な人件費をかけることを考えると、多少赤字になってしまっても、代理店に広告を頼むことが得策でしょう。
マージンを自社で広告運用した場合の「人件費」として考えて差し引き、ネットで計算したCPAを見ると、得していることに気がつくでしょう。
ネットとグロス、どちらか一つに偏らずに両方見ることが大切です。
グロス売上とネット売上の見方
グロス売上は、販売価格をそのまま売上とみなすものであり、ネット売上は販売価格から仕入れ価格を控除したものであり、販売利益を売上とみなすものです。
売上高を考えるとき、グロス売上とネット売上のどちらで考えるかは経営者次第です。百貨店などではグロス売上を見るのが一般的ですが、商社は口銭商売であるため、ネット売上で考えます。
IFRS(国際会計基準)はネット売上を推奨しているため、近年ではネットで売上をだす企業が多くなってきています。
ネット売上はグロス売上よりも売上高が少なくなってしまいますが、その代わり利益率が高くなるため、収益の高さを印象つけることができるでしょう。
売値の定義
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中古車販売価格と買取価格にギャップがある理由
店頭価格よりも買取価格がどうしても低くなってしまう理由
①業者専門のオートオークションで基準となる価格が決まっているから
②店頭に出す際の手続きに費用がかかるから
査定額と店頭価格の価格差が大きくなる理由
査定額と店頭価格の「差」が買取店によって異なる背景
①買取業者の事業形態の違い
②車種ごとの市場ニーズの違い
実際の中古車の売値と買値の価格差はどれくらい?
・2015年式の現行型プリウス
・売れ筋グレードの「1.8 S ツーリングセレクション」
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※オプションについては加味しません。
実際の上乗せ金額の相場は?
価格差を小さくしてクルマを高額で買い取ってもらうコツは?
査定額をあげるポイント2つ
①車種の買取価格・販売価格の相場を知る
②複数の買取業者に査定を依頼する
- お見積もりを依頼
- 買取店から電話か
メールでご連絡 - 査定を実施
- 査定額を比較し
売却先を決定
一番高い値段を出して頂き、来て頂いた営業も とても感じのいい人であった。 後からクレームなど無し、という条件をのんで 頂いた上での交渉でしたが、価格決定後に、 無料でクレームガード保証も入れて頂き、とても安心したお取引が出来ました。 是非車を売却する際にはまたお願いしたい。
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