FXでは多くの会社で取引手数料を無料にしています。しかし、この場合の「手数料」というのは スプレッドのことではありません。 スプレッドはコストとしては原則かかるものであり、取引のたびに必要になる 実質的な手数料 ということになります。
【8社比較!】FXのスプレッドとは?狭い方が良い理由と変動するケース
スプレッドは FXにおける実質的な手数料 です。
なぜなら、 FX取引ではスプレッド以外のコストはほとんどかからない からです。
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原則固定と変動制
スプレッドには 例外を除き固定されているもの と、 小刻みに変動するもの があります。
前者を 「原則固定」 、後者を 「変動制」 と呼びます。
海外FXのスプレッドはほとんどが変動制
なぜなら、 多くの海外業者では「NDD方式」という取引形態を取っている FXのスプレッドとは からです。
国内業者はDD方式
国内業者の多くは、 「DD方式」 という取引形態となっています。
DD方式を取っていると 顧客同士の注文を相殺できる のが利点です。
スプレッドは原則固定かつ狭い方がいい理由
スプレッドは 原則固定かつ狭い 方がトレーダーは取引しやすいです。
なぜなら 変動制だと取引毎にかかるコストが異なり、広いと利益を圧迫してしまう からです。
取引量ごとにかかるコストの例
スプレッドが 0.2銭 と 1銭 で、5円分の為替差益が出た場合を比較してみましょう。
- スプレッド0.2銭:【(5円-0.002円)×1万通貨= 49,980円 】
- スプレッド1銭:【(5円-0.01円)×1万通貨= 49,900円 】
上記のように1万通貨の取引では 80円 の差になりますが、10万通貨なら 800円 、100万通貨なら 8,000円 の差になってきます。
スプレッドは原則固定でも変動する場合がある
原則固定のスプレッドであっても、 変動する場合があります。
なぜなら、 時間帯や事象によってスプレッドが拡大することがある からです。
スプレッドが広がりやすい時間帯
スプレッドは 広がりやすい時間帯 があります。
- 日本時間の早朝(ニューヨーク市場クローズ後)
- 重要な経済指標の発表前後
- 年末年始
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ここまでスプレッドの基本情報や原則固定かつ狭い方がいい理由を解説してきました。
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